2006年06月03日

アカコッコの棲む島

image/darrowby-2006-06-03T21:24:15-1.jpg
(三宅島 大路池 /au W21CAU)


昨日は広島城で鳥を見ていたのに、今日は三宅島に来ています。

実は、仕事が終わってからJAL飛行機の最終便に飛び乗り、東京から船に乗り継ぎ、今朝5時前に三宅島に着きました。

東京出張が決まってから密かに計画していたのです。

広島空港で三宅島の天気を確認したら土曜日は終日雨がく〜(落胆した顔)

先週の三瓶山以来、八代亜紀に付きまとわれているみたいふらふら

しかし!八代亜紀は三宅島までは付いて来れず予報に反して晴れ!

レンタカーを借り、まずは近くの大路池へ。

三宅島は2000年6月に始まった噴火によって現在、主に大路池付近と伊豆岬の2カ所しか大きな森が残っていないようです。

アカコッコ館が開館(9:00〜16:30)するまで付近で観察。

すぐにアカコッコが現れてくれ、今年観察種200種目はアカコッコとなりましたぴかぴか(新しい)

三宅島の鳥はあまり人を恐れず、わずか1時間あまりでイイジマムシクイ亜種ミヤケコゲラ亜種モウスケミソサザイ亜種タネコマドリ亜種オーストンヤマガラ亜種シチトウメジロカラスバトを確認。

特にイイジマムシクイはスズメのようにうじゃうじゃ。

残る目的の鳥ウチヤマセンニュウも伊豆岬ですぐに見つかりましたが、風が強くチラッとだけでした。

明日もう一度挑戦です。

早々と目標をクリアし、アオバズクポイントを聞きにアカコッコ館を再度訪れると近くの海岸に三宅島初のタカサゴクロサギが昨日いたとの情報。

ちょっと期待して行ってみると…

い、いました(゜O゜;)

棚からぼた餅ぴかぴか(新しい)

意気揚々と宿泊先の民宿「新鼻荘」へ。



「新鼻荘」の夕食!すごかった!

量が半端じゃない

さすが三宅島、海の幸が豊富

また特産のアシタバを使った料理もたくさんありました

残したら悪いと思い懸命に食べたのですが鳥の唐揚げが食べれない(∋_∈)

でもやっとの思いで箸をつけていたら、隣の釣りのグループらしき人からカツオの刺身の差し入れが(゜O゜;)

断るのは悪いからもらったのですが、ドデカイ刺身がドーンと皿に。

普段ならとても美味しくいただけるのに既におなかは150%(~o~)

味わうゆとりもなく無理やり口に押し込み機械的に咀嚼して完食。

拷問だ(∋_∈)


今年観察した鳥2049亜種
今日の鳥33種 


(三宅島)

オオミズナギドリ500++、ウミウ1、タカサゴクロサギ1、ゴイサギ2、アマサギ3、ダイサギ6、チュウサギ2、トビ2、コジュケイ2、セイタカシギ1、ウミネコ5、カラスバト5+、キジバト1、ホトトギス5+、アマツバメ5+、亜種ミヤケコゲラ3、ツバメ5+、ヒヨドリ10+、亜種モスケミソサザイ5+、亜種タネコマドリ7+、イソヒヨドリ♂1、マミジロ、アカコッコ20+、ウグイス10+、ウチヤマセンニュウ5+、イイジマムシクイ30+、亜種オーストンヤマガラ5+、シジュウカラ10+、亜種シチトウメジロ30+、ホオジロ3、カワラヒワ10、スズメ5、ハシブトガラス10+

posted by SS at 21:24| 広島 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

三宅島2日目

image/darrowby-2006-06-04T22:43:07-1.jpg
(三宅島 /au W21CAU)


三宅島2日目。

夜中に雨が降ったみたいですが天候は回復晴れ

夜明け前からたくさんの鳥たちのさえずりにつつまれ、早速早朝から大路池を散策。

朝食後、昨日のタカサゴクロサギが気になり今日も見に出かけました。

と言うのも昨日少し衰弱しているように見えたから。

現地で捜索しましたが見あたらず、飛んだみたいだったのでちょっと安心。

しかし、女性バーダーさんによれば、今朝死骸をレンジャーさんが回収されたとのことでした。

迷ったあげくにやっと三宅島に着き、体力が回復しないまま死んだのでしょう。

ちょっとショックでしたが、すぐにメリケンキアシシギの捜索開始。

過去の記録によれば6月に観察されているので今回10%ぐらいの期待をしていたのです。

付近の海岸でチュウシャクシギを発見し、双眼鏡から目を離し再度見るとチュウシャクシギメリケンキアシシギに化けていましたぴかぴか(新しい)

チュウシャクシギのそばにメリケンキアシシギがいたのです。

夢のような気持ちでした。

キアシシギよりも明らかに大きく、図鑑どおり胸からお尻まで横縞が入っていました。

慌てて車までスコープを取りに戻りデジスコをセットしていたら、ぱたぱた。

飛んでしまいました(∋_∈)

もっとジックリと観察すればよかった。

この後、残された時間を気にしながら島内を巡り、午後3時前には錆ヶ港を出港。

島には若いボランティアの方が大勢来ていて別れを惜しんでいました。

三宅島は高齢化が進み噴火の災害からの復興も大変のようです。

日没までの時間、船上から海鳥を観察する予定でしたが…

海は大荒れ。

事前情報から100円ショップで雨ガッパを購入し完全武装していましたが頭から潮が(~o~)

千葉県から来られたグループは頑張られていましたがボクは1時間で撤退。

船酔いになりそうなのでひたすら寝ました(x。x)゜゜

東京湾近くになり波もおさまってきたみたいなので甲板に上がると、千葉県の方は潮吹雪の中ずっと観察されていたとのことでした。

負けた…

下面が黒くてオオミズナギドリとは明らかに違う鳥がいたので外国人バーダーさんに尋ねると図鑑を指差しアカアシミズナギドリだと教えてもらいました。

すると千葉県のグループの海鳥専科さんからハシボソミズナギドリとの声。

識別ポイントを教えてもらい、別の個体も確認しました。



今年観察した鳥2069亜種
今日の鳥35種 


(三宅島)

オオミズナギドリ1000++(多すぎてわかりません)、ゴイサギ1、アマサギ3、ダイサギ2、チュウサギ1、コサギ1、ミサゴ1、トビ1、コジュケイ+、メリケンキアシシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ20、カラスバト1、キジバト2、ホトトギス4、アマツバメ4、亜種ミヤケコゲラ5+、ツバメ5+、ヒヨドリ5+、亜種モスケミソサザイ2、亜種タネコマドリ2、イソヒヨドリ5+、アカコッコ10+、ウグイス3+、ウチヤマセンニュウ3、イイジマムシクイ15+、亜種オーストンヤマガラ6+、シジュウカラ10+、亜種シチトウメジロ20+、ホオジロ3、カワラヒワ6、スズメ15+、ハシブトガラス5+

(三宅島〜竹芝桟橋)
オオミズナギドリ1000++(多すぎてわかりません)、ハシボソミズナギドリ4、アオサギ

posted by SS at 22:43| 広島 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月08日

三宅島(1) タカサゴクロサギ

20060608タカサゴクロサギ.jpg
(タカサゴクロサギ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



アカコッコ館のレンジャーの方に「昨日、タカサゴクロサギがいたらしいです」って聞いたときに、タカサゴクロサギという名前の鳥がいることすら知りませんでした。

教えたもらった場所に行くと、三面コンクリート張りの川床にうずくまるようにしている黒いかたまりがすぐに目に入りました。

近寄ってもほとんど動かず、かなり衰弱している様子。

本来は、大陸にいる鳥、三宅島まで迷行すれば力も尽きるでしょう。

せめて大路池に下りていれば食べ物もあったでしょうが、海岸付近にたどり着くのがやっとだったのでょう。

三面コンクリート張りの川では、エサになるようなものは何もありません。

レンジャーの方には衰弱している旨の連絡をしましたが、翌日には死んでいたそうです。

日本ではかなり珍しい鳥なので、生きているうちに見ることができて幸運だと言われましたが、複雑な気持ちでした。



posted by SS at 22:01| 広島 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月21日

三宅島(2) シチトウメジロ

シチトウメジロ.jpg
(シチトウメジロ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)


山階鳥類研究所のメジロ識別電子マニュアルによればメジロは国内に6亜種、海外に3亜種の合計9亜種に分かれていて、そのうちのシチトウメジロは小笠原諸島に生息しているそうです。

シチトウメジロの特徴は、メジロに類似しますが、喉の黄色および胸と脇の赤褐色はやや淡色で、体は大きく、特にクチバシが長く太いところ。

三宅島ではそう思って見るから「確かにクチバシが長い!」「確かに体が大きい」と納得して見たのですが、シチトウメジロが広島城にいたとしても、ただのメジロだと思うでしょうたらーっ(汗)

ボクのレベルはそんなもんですわーい(嬉しい顔)

ただ、広島に帰ってからメジロを見たときに小さくは感じました。



三宅島では、大路池、伊豆岬などで簡単に見ることができます。

民宿のエサ台にも来ていました。

メジロも人をあまり恐れませんが、シチトウメジロも恐れ知らず。

すぐ近くまで来て楽しませてくれました。



写真のシチトウメジロはアカコッコ館の水場で撮影したものです。


山階鳥類研究所のメジロ識別電子マニュアル
http://tatsutomi.jp/pub/mittairen/pdf/leaflet/mejiro.pdf
posted by SS at 17:49| 広島 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

三宅島(3) モスケミソサザイ

モスケミソサザイ
(モスケミソサザイ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



ミソサザイは、亜種ミソサザイ亜種モスケミソサザイ亜種オガワミソサザイ亜種ダイトウミソサザイの4亜種が生息するらしいですが、ダイトウミソサザイは絶滅したようです。

モスケミソサザイは伊豆諸島の固有種で、レッドデータで絶滅危惧1B類に分類され、近い将来における絶滅の危険性が高い種とされています。

三宅島にいるミソサザイモスケミソサザイと聞いているから、モスケミソサザイと言っているだけで、未だに区別がつきませんたらーっ(汗)



早朝に三宅島に到着し、すぐに向かった大路池の入り口付近で出会えました。

ミソサザイと同様に、大きな声で囀るので見つけるのは簡単です。

しかも、昨日のシチトウメジロもそうでしたが、人をあまり恐れないので間近で観察できます。

三宅島の鳥は人を恐れないものが多いようです。

人懐っこいと聞いていたアカコッコが一番警戒心が強く、じっとしていてくれませんでした。

以前は、直接手からエサを取っていたが最近は近寄ってこないと民宿の方が言われていました。


moso02.jpg
(モスケミソサザイ幼鳥 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



大路池への道を下り、少し山の中に入ったところで、モスケミソサザイの幼鳥が茂みの中からヒョッコリと出てきてくれました。

尾羽がほとんどなかったので、多分、幼鳥だと思います。

モスケミソサザイは、大道池のほか伊豆岬の近くにある薬師堂でも観察できました。
posted by SS at 22:20| 広島 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

三宅島(4) アカコッコ

アカコッコ
(アカコッコ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



三宅島といったらアカコッコアカコッコといったら三宅島といわれるぐらいアカコッコは三宅島を代表する鳥です。

事前情報で、アカコッコを見ることができる場所を教えていただいていたのですが、色々な場所で簡単に見ることができました。

車で走っていても道路脇でチョロチョロしているし、電線や民宿の庭にも。

さすが三宅島と思ったのですが、2000年の噴火前はもっと多かったらしいです。

そんなアカコッコですが、1982年頃にネズミ対策としてイタチが放獣され、大きな影響を受けたと聞きました。

もともと三宅島にはイタチはいなかったわけですから、アカコッコに限らず三宅島の生態系に大きな影響を及ぼしたはず。

実際にボクも2度イタチを見かけました。


アカコッコ
(アカコッコ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



前にも書きましたが、最近、アカコッコは警戒心が強くなっているらしいです。

実際に観察していてもそう感じました。

イイジマムシクイシチトウメジロタネコマドリはわりと近くに出てくるのですが、アカコッコはすぐに飛んでしまうのです。

ところが1度だけアカコッコの方から近づいて来てくれました。

大路池に向かって山の中を車で下っている時に、20mぐらい先にいるアカコッコを発見し車を止めて観察していると、アカコッコがどんどん近づいてきて、とうとう車の真横まで来ました。

車の横には水溜りがありアカコッコは水浴びをしたかったようです。

1mもない距離でアカコッコをじっくりと観察することができました。



アカコッコ館にはライブカメラが設置されており、アカコッコ館のホームページから見ることができます。

小さな鳥は識別できませんが、アカコッコがカメラの前を横切るとアカコッコだとわかります。

ボクは三宅島に行く何週間も前から毎日、ライブカメラをチェックしていました。

アカコッコは三宅島復興のシンボル的存在。

以前のようにアカコッコで賑わう三宅島に早くなってもらいたいですね。
posted by SS at 19:09| 広島 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

三宅島(5) タネコマドリ

タネコマドリ
(タネコマドリ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)


コマドリは、広島では渡りの時期に見られる鳥ですが、三宅島に生息する亜種タネコマドリは、一年中見られます。

以前、コマドリを見るため藪の前で半日座り込んだことがあります。

声はすれど、姿は見えず。

苦労して見えたのは、藪の間でわずかに3度チラリ。

これに対して、三宅島の亜種タネコマドリは、目の前の枝に止まって囀り、たっぷりとその姿を見せてくれました。

三宅島の他の鳥がそうであるように、亜種タネコマドリもあまり人を恐れないようです。

コマドリとの違いは、オスの亜種タネコマドリの頭部と胸と境に黒い帯がないところです。

三宅島では、大道池、薬師堂で観察することができました。
posted by SS at 23:39| 広島 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月24日

三宅島(6) カラスバト

カラスバト
(カラスバト 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



アカコッコ館のレンジャーさんの話によると、あまり人を恐れない三宅島の鳥の中にあって、一番観察しにくいのがカラスバトだそうです。

アカコッコイイジマムシクイウチヤマセンニュウなどは簡単に見ることができるが、「カラスバトが見れない」と言いながら帰って行く人が多いとか。

せいぜい枝から枝へ飛翔する姿が見えるぐらいだそうで、木のとまっている姿を見られたらラッキーとのこと。

以前、山口県で比較的簡単にカラスバトを見ることができましたし、三宅島でも大路池で大木にとまっている姿をすぐに見ることができたので、そんなにハードルが高い鳥とは思ってもみませんでした。

ただ確かに、飛んでいる姿は何度か見かけましたが、結局、木にとまった姿を見たのはその時だけでした。




カラスバトドバトよりも大きく、名前のとおり全体的に黒っぽい感じの鳥です。

なぜだか島嶼部の限られた場所にしか生息していません。

どうして島嶼部だけなのか、不思議です。

特定の地域にしか生息しないということは、環境の変化には敏感なのでしょう。

環境の変化に柔軟に適応でき、エサも選ばないような鳥は増え、特定の環境、特定のエサに依存している鳥は、ちょっとした環境の変化にも左右される。

事実、カラスバトは数が減少していて、準絶滅危惧種・天然記念物に指定されています。




三宅島のあちこちで「ウ〜ウ〜」という独特の鳴き声を聞くことができました。
posted by SS at 20:55| 広島 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月19日

三宅島(7) ミヤケコゲラ

ミヤケコゲラ
(ミヤケコゲラ 三宅島 / EOS 30D+EF400mmF5.6)



コゲラは9種類の亜種がおり、南に行くほど体色が濃くなる傾向にあるようです。

北からエゾコゲラホンシュウコゲラミヤケコゲラシコクコゲラツシマコゲラキュウシュウコゲラアマミコゲラリュウキュウコゲラオリイコゲラ

広島で見られるコゲラシコクコゲラのようです。

ミヤケコゲラは伊豆諸島、屋久島に生息する亜種で、本土のコゲラよりも色が濃いのが特徴。

とは言っても、ボクには区別つきません。

多分遺伝子レベルの違いじゃないでしょうか。


広島で見られるコゲラ同様に、人をあまり恐れずすぐそばまで近づいてきてくれます。

2000年の大噴火で、多くの樹木が枯れ、野生動物も激減しました。

三宅島の鳥をはじめとした野生動物、植物の回復を願ってやみません。
posted by SS at 19:42| 広島 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 三宅島の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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